伊勢住宅にはたくさんの観葉植物が飾ってあります。ご来場頂いた方は、一度はご覧になられた事があるのではないでしょうか。会長が心を込めて育てた植物を、全社員で大切にしております。何種類かご紹介いたします。
ねむの木
ねむの木はマメ科ネムノキ属の落葉高木です。地植えにしておくと10メートルくらいにまでなります。日本の風土に良くあい丈夫なことから、庭木の他、公園などにも好まれて使用されます。ねむの木の特徴は、水鳥の産毛のようなふわふわとした花と、葉の就眠運動です。就眠運動とは「ねむの木(ネムノキ)」の名前の由来にもなっているものです。夜になるとこの葉を眠るように閉じることから付けられたと言われています。「合歓木」という漢字も、中国ではこの葉を閉じる様子を夫婦円満に見立てて名付けられたと言われています。
芭蕉
芭蕉はバショウ科の多年草です。英語名をジャパニーズ・バナナと言い、木の高さは2〜3m、1〜1,5mの幅50cm程の大きな葉をつけます。花や果実はバナナとよく似ていて、主に観賞用として用いられます。実がバナナ状になり、一見食べられそうにも見えますが、種子が大きく多く実も綿のようで、タンニンを多く含む種株もあるため、その多くは食用には不適です。琉球諸島では、昔から葉鞘の繊維の芭蕉布を織り、衣料などに利用していました。沖縄では現在も芭蕉の繊維を利用した工芸品が作られています。
ドラセナソングオブインディア
ソング・オブ・インディア。直訳すると「インドの歌」という爽やかな観葉植物です。比較的ゆっくりと成長するのでこまめに剪定する必要もなく、プレゼントとしても大変人気があります。ソング・オブ・インディアは、リュウゼツラン科の常緑樹ドラセナの一種で、濃い緑に淡い黄のハイライトが走る細い葉の観葉植物です。葉の色彩の美しさからも人気があり、オフィスなどでもよく見かけます。たくさんの品種から選べるのも特徴です。踊るようなその姿や葉の明るさから幸せの象徴とされ、またお手入れも簡単なため、贈り物やインテリア、園芸初心者の方にも人気の観葉植物です。
ソテツ
ソテツ(蘇鉄)は沖縄の南西諸島に自生し、5mほどになる常緑低木です。株元や幹の途中から芽を吹きますが、枝分かれは殆どありません。幹の先には束上になった長さ1mほどの厚くて艶のある羽状の葉をつけ、幹肌には葉が落ちた跡が模様となって残ります。雌雄異株で生長は極めて遅く、春に新葉を展開して1年にわずか2~4㎝の幹を伸ばします。雌花は幹の先につき長さ4㎝ほどの赤い種子が出来ます。雄花は葉の上に抜き出て50~70㎝ほど伸び、花粉を散らした後に枯れて折れてしまいます。暖地では庭木や公園、街路だけでなく記念樹として学校や寺院、官公庁などにもよく植えられます。
サンスベリア
サンスベリアはキジカクシ科(リュウゼツラン科)に分類されている植物です。主な原産地はアフリカで、乾燥に強く多肉植物として扱われています。サンスベリアはマイナスイオン放出や空気清浄力が高く、風水など様々な観点から販売されています。サンスベリアは虎の尾(トラノオ)とも呼ばれていますが、一般的にトラノオとはサンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティという品種を指します。
寒い時期は室内に入れ、週に一度お外に出して日光浴と水やりをしています。暖かい季節はお外でずっと日光浴。春夏秋冬、伊勢住宅で元気に育っています。様々な種類の植物が咲いていますので、ご来店の際はぜひ観葉植物にも注目してみてくださいね。